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【食農分野のNTTグループ全体戦略とビジョン】
NTTは、通信事業で培ってきたICTの活用やパートナーとの連携により、食農分野の課題解決を図る「Smart Agri」の実現に取り組んでいます。
遠隔からの高品質かつ効率的な農業指導等、新しい農業技術の実装をめざしています。またフードロス0化や「デジタル化に対応した食育」の推進により持続的な社会の実現に向けても取り組んでいます。 (提供:NTT東日本/NTTアグリテクノロジー)
「担い手不足の解消」「データを活用した儲かる農業の実現」に向け、遠隔栽培指導センタ(コックピット)を活用した遠隔栽培指導に取り組んでいます。 (提供:NTT東日本)
農業・観光分野の抱える鳥獣害対策などの課題を解決するだけでなく、福祉や防災分野へも展開することでスマートシティの社会実装を推進しています。(提供:NTT東日本)
食品発酵分解装置「フォースターズ」により、食品関連事業者から排出される食品残渣を一次処理します。処理を進め、完熟堆肥となり、農作物の栽培に使用されるリサイクルの仕組みを新たな循環のかたちとして提案します。 (提供:NTTビジネスソリューションズ株式会社)
一次産業に新たな価値を提供することを目的に、NTTグループの各社は、産官学の象徴的なパートナーとコラボレーションしながら技術やサービスを生み出しています。ハウス栽培、畜産、水産、流通など、グループ企業が取り組む分野はさまざま。しかし、分野を超えて横断的にデータを共有することで、フードバリューチェーンを構築しています。これは通信事業をとおしてICTを培ってきたNTTだからこそ、実現できた仕組みです。取り組むプロジェクトは異なれど、全社が足並みをそろえて同じ目標に向かっています。
NTTグループは、ICTを活用した農業の生産から流通、販売、消費、食にわたるフードチェーン全体の最適化に力を入れています。現在、注力している取り組みは、遺伝子編集技術を活用した次世代陸上養殖、無人農機を軸とした農作業請負、デジタルツインコンピューティングによりバーチャルとリアルを融合した農産物流通DX、食と健康のWellbeingです。これらの取り組みは、人類の食糧不足、労働力不足の解消や、流通の最適化による温室効果ガス削減、流通コスト低減、食と健康を通じた心の豊かさの向上につながります。
世界では、フードロスの削減が目下の課題とされています。また、人口の爆発的な増加にともなう食料不足も、未来に起きうる問題として注目されています。こうした課題と問題を見すえ、NTTグループではグローバル展開も計画しています。これまでに確立した革新的な技術をモデル化・体系化し、他国でも展開することで、フードロスや食料不足の解消に貢献することができます。世界規模の課題や問題に取り組む姿勢も、NTTグループの特徴です。