農産物流通DXの取組み

サイバー空間上への仮想市場の構築&未来予測により、農産物が市場に運び込まれる前に取引を行うことで、フードバリューチェーン最適化を実現します。

NTTグループ3社(NTT、NTT西日本、NTTアグリテクノロジー)は、株式会社神明ホールディングス、東果大阪株式会社と連携し、農産物流通のDX化に向け共同実験を開始しました。サイバー空間上への仮想市場の構築&未来予測を行い、農産物が市場に運び込まれる前に取引を行うことで、流通コストやフードロス、温室効果ガス削減など地球環境問題の抑制に貢献します。

流通における無駄をなくすシステム

流通の現場では、需要の情報がないまま各産地の産物が大都市の市場に一旦集められ、余れば、廃棄及び地域の市場に再分配されるという非効率的な流通が行われています。こうした現状を変えるため、NTTは「農産物流通DX」なるサービスを検討しています。これは、流通に関連する膨大なデータを収集・可視化し、分析、予測することによりサイバー上でデータをもとに需要と供給をマッチングさせるサービスになります。実際に産物を配送する数日前などに、仮想空間上で売り手と買い手を結びつけて売買を成立させることで、流通そのものが飛躍的に効率化されます。

農産物流通DXは、多方面に革新とメリットをもたらす

「農産物流通DX」が普及することで、流通ルートの最適化とフードロスの削減が実現し、温室効果ガスの排出量も減少します。また、取組みが進むことにより、取得された膨大な取引データをサイバーに渡すことで、いつ、どのような農産物がいくらで取引されたということも可視化でき、そのデータを分析することでマーケットイン型の農業にも繋がります。「農産物流通DX」は、多くのプレーヤーが参加することで、最大限のメリットをもたらすため、本プロジェクトに参画いただける方々をお待ちしております。

日本電信電話株式会社(NTT)

  • ICT化に興味がある
  • 作業効率をあげたい

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