ロボット農機による作業効率化に向けた取組み

NTT、NTT東日本・NTTドコモは、北海道大学や岩見沢市と共に、ロボット農機の活用のための研究、技術開発等を進めています。

国内の農業生産の維持・拡大のために、農作業のスマート化による省力化や生産性の向上が課題となっています。NTTグループ3社は北大、岩見沢市と連携し、5G技術を活用したスマート農業技術の更なる高度化実証を進めています。2020年には、農機完全自動走行(※)に向け、通信や映像の途切れを防止する等、安定的で円滑な農機の広域自動走行とその遠隔監視制御を実現しました。
※無人状態での完全自動走行。使用者はモニター等により、ロボット農機の遠隔監視を行う。

農業を持続させるための研究開発

これまでのロボット農機は、監視者が農機と同じ圃場にいて監視をする必要がありました。
NTTは、より効率の高い遠隔地からのロボット農機の自動作業の監視制御の実現をめざし、通信技術の研究開発に取り組んでいます。
NTTの技術を利用することで、例えば、障害物などを察知した際は緊急停止する、農機や周辺の状況をリアルタイムに確認する、といったことが可能となります。遠隔地から安全かつ確実に操作できるロボット農機は、労働力の不足など、生産現場における問題点をカバーし、農業の持続に貢献します。

農業者とロボット農機をつなぐ「ローカル5G」

NTTは、第5世代移動通信システム「5G」を用いた、産官学連携の事業「スマート農業実証プロジェクト(ローカル5G)」も展開しています。「ローカル5G」とは、農業者が敷地内をカバーエリアに、プライベートなネットワークを構築できるシステムで、ロボット農機を遠隔地から監視・制御するうえで役立ちます。「超高速・超低遅延・多数同時接続」といった「5G」の特性を活かした技術となるため、高度な安全性と確実性も期待できます。

超未来型の農業を可能にする「IOWN」

カバーエリアが小さい5Gのみ適用した場合、エリアの圏外では農機の自動走行ができなくなってしまいます。この課題をきっかけに、NTTは「IOWN(アイオン)」という新しいネットワーク構想を生み出しました。「IOWN」を用いることで、現行製品の100倍以上の容量を誇るネットワークが生まれます。また、将来的には、監視センターから監視・制御しつつ、広域の農場で無数のスマート農機やドローンを稼働させることが可能になります。

【NTT】ロボット農機による作業効率化に向けた取り組み紹介動画

日本電信電話株式会社(NTT)

  • ICT化に興味がある
  • 作業効率をあげたい

【食農分野のNTTグループ全体戦略とビジョン】
NTTは、通信事業で培ってきたICTの活用やパートナーとの連携により、食農分野の課題解決を図る「Smart Agri」の実現に取り組んでいます。

他の製品

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