いちご農家さん向けハウス用機器の選び方

ハウス環境を“見える化”すれば、収量アップのための作業改善、後進への農業技術のレクチャーがスムーズに進む。デキる農家は押さえておきたい、“見える化”に役立つハウス機材をご紹介!

ハウス内環境の測定・制御が、収量アップへの近道に



イチゴの収量アップや品質改善を狙う農家にぜひ取り組んでほしいのが、ハウス内の環境の“見える化”と制御だ。
ハウス内の環境を“見える化”するためのツールの代表格が、環境測定機器。環境測定機器を導入することで、ハウス内の温度、湿度、 炭酸ガス濃度、照度などが数値で表示される。つまり、日や月ごとのハウス内環境を明確に把握できるため、、自社の栽培環境に適した資材を見つけやすくなるのはもちろん、正しい作業内容を確立しやすくなる。
なお測定によって得られたデータのもと、ハウス内の環境をイチゴの生育に適した状態にする作業は、一般的に「環境制御」と呼ばれている。最適な資材が設置されたハウスで、温度や湿度、土壌水分などを適正な状態に調節し、換気や炭酸ガスの施用といった作業をもっとも適したタイミングで行えば、イチゴの質が上がるため、おのずと収量がアップするはずだ。
現在は、ハウス内の環境測定および制御を自動で行う環境制御機器もあるため、作業のさらなる効率化を目指す人は、ぜひチェックを。



イチゴの収量UPに貢献するアイテム


1. 各CO₂施用機の特徴をチェック
光合成が活発化する日中にCO₂を施用することで、イチゴの成長が促進される。CO₂施用機は、低いコストで導入・運用できる灯油燃焼式、灯油より高価ながら排気ガスがきれいなLPG燃焼方式、設備費は安価でランニングコストが高い液化炭酸ガス方式の、3つが主流だ。自社のハウスの造りや経営方針に合わせ、適切なCO₂施用機を選ぼう。

2. 環境測定機器のスペックに注目
環境測定機器を使用し、ハウス内の炭酸ガス、湿度、温度などを適切に整えることで、ハダニ類の発生を防ぐとともに、イチゴの質を高めることができる。正しい温度・湿度のデータを取得するためにも、環境測定機器の通風機能、日除けの有無をチェックしたい。なお4G回線が使用でき、地表から深さ15cmの地中まで計測できる製品を選ぶのがベター。

3.自社と相性のいい環境制御システムを
ハウス内の環境を監視し、温度の調節やミストの噴射などを自動で行うのが環境制御システムだ。日々の作業負担が軽減されるのはもちろん、適切なタイミングで温度や湿度の調節などが行われるため、冷暖房機をはじめとする機器の運用コストも削減できる。
各環境制御システムによって、機能、データ管理や閲覧の方法、ユーザーサポートの内容などは異なるため、よくチェックし、自社の経営規模やニーズに合ったものを選ぶのがマスト。コストカットとイチゴの品質向上が叶う環境制御システムに、上手に投資しよう。

この「AGRI EXPO ONLINE」には、ハウス用機器を扱う企業が多く参加している。気になる機器があったら、問い合わせのうえ、詳細をチェックしてはいかが。プロフェッショナルに相談すれば、経営改善に結びつく機器との出会いやヒントが得られるはずだ。

いちご農家におすすめ! ハウス用機材 一覧

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株式会社ティンバーテック

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