福岡市フルサポート事業にて、JA福岡市いちご部会に所属する有志の若手メンバーで構成するStrawberry Discussion Club(SDC)が『e-minori』の「データ共有機能」を活用して、省力化・収穫量向上・品質向上の実証実験を実施しました。その結果、ハウスの見える化と制御により、前年度と比較して収穫量は7%向上、作業効率化は20%を達成! CO2発生器の燃料代減少等の効果も確認されました。
京都府の勧修寺ぶどう部会にて、『e-minori』を活用した高温障害に関する実証実験を行っています。5件のぶどう農家様に『e-minori』をご利用いただき、各ハウスの環境データを収集。そのデータを基に、高温障害の原因特定と対策を検証中です。また、土壌水分を「見える化」することで、これまで勘と経験で行っていた灌水方法が正しいのか、その検証と改善も行っています。
トマト農家様から届いた喜びの声をご紹介しましょう。「ハウス内環境を見える化したことで、冬でも早朝から換気を始めることで湿度を下げて、適切な飽差制御ができました。その結果、去年より病気の発生を抑えられました。また、日射比例潅水ができることと、遠隔操作により畑に行く頻度が減り他の作業に集中できるようになったのもメリットです。ハウス内環境を離れた場所でも常に分かるので、気が楽になりました」
農林水産省が推進している「農業用温室の設置コスト低減に向けた取組」において、『e-minori』は「農業用ハウスの設置コスト低減に資する技術リスト」として掲載されました。また、農林水産省が紹介する「つながる農業技術サイト」にて「栽培管理」の項目で「土壌の状況や、圃場の管理、生産や栽培管理、収穫時期の予想や品質判断など、匠の技を継承するシステム」として掲載されています。低コストと高機能が認められた製品です。
『e-minori』を導入されたユーザー、トマトときゅうりをメインに栽培している京都桂川福井農園さまへの3分間のインタビュー動画です。導入の経緯から、『e-minori』に決めた理由を率直に語ってくれています。目的としていた生産性の向上=省力化だけでなく、品質向上、病害発生の減少などを実感したユーザー様の生の声をお聞きください。