2 熱中症を疑う場合の対処
① 涼しい環境への避難 ・熱から身を守れる環境へ避難しよう。
・できればクーラーが効いている室内などに避難することが望ましい。
② 脱衣と体温冷却 ・衣服を脱がせて、体から熱を逃がそう。
・重症者を救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかにかかっているので、早急な対処を心がけよう。
③ 水分・塩分の補給 ・冷えた水で、水分を補給しよう。
・大量の発汗があった場合には、汗で体内の塩分が失われている状態だ。経口補水液やスポーツドリンクなど、水分と共に塩分も補給しよう。
・呼び掛けや刺激に対する反応に異常がある場合や、呼び掛けに応えない状態の水分補給は、誤って水分が気道に流れ込む可能性がある。また、水分補給しても吐き戻してしまう状態など、これらの場合は水分補給が禁物となる。