将来の日本の農業を支える20~30代前半の若い農業者が中心となって組織され、農業経営をしていくうえでの身近な課題の解決方法を検討したり、より良い技術を検討するためのプロジェクト活動を中心に、消費者や他クラブとの交流、地域ボランティア活動を行っているのが、4Hクラブ(農業青年クラブ)です。同クラブは、現在、日本全国に約850クラブ、約1万3千人のクラブ員が、それぞれの活動を通じて、若手農業者の刺激となりつつ、“日本や世界で貢献できる農業者”となることを目指しています。
Head(頭脳)…科学的に物ごとをとらえることのできる頭
Hand(技術)…農業の改良と生活の改善に役立つ腕
Heart(心)…誠実で友情にとむ心
Health(健康)…楽しく暮らし、元気で働くための健康
の頭文字をとったもので、実践を通じて自らを磨くとともに、互いに力を合わせて、よりよい農村、よりよい日本を創ることを目的としています。
①プロジェクト活動
より良い農業経営を実現するために、個人またはグループで経営上の諸問題の解決に取り組みます。
栽培技術の向上、農薬削減、販路開拓といったものから、地域交流まで様々なプロジェクトが全国で取り組まれています。
②仲間づくり
4Hクラブは同年代、同業種の仲間との出会いの場。
農業仲間と情報交換や親睦を行っています。
③地域交流
地域の小中学生の農作業体験受け入れや、老人ホームでの奉仕活動、祭りなど地域イベントへの参加をしています。
農業者会議は、全国の4Hクラブ員が集い、プロジェクト発表・意見発表を行う大会です。
日本農業の担い手として、農業や農村生活環境の改善等を実践している若者たちが、体験した成果をお互いに発表しあい、当面する問題の解決方法や発展方向を見出だすとともに、農業を取り巻く諸問題を討議して、新しい農業及び農村の創造に資することをねらいとして開催されています。
<次回の会議>
令和3年3月4日(木)~5日(金)(予定)
創造~未来は想像を超えてくる~
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(予定)